MT4デフォルトインジケーターの種類と使い方

MT4デフォルトインジケーターとは、MT4に最初から入っているテクニカル分析のツールです。MT4には、トレンド系、オシレーター系、ボリューム系、ビル・ウィリアムス系、カスタム系の5種類のインジケーターがあります。それぞれのインジケーターは、相場の方向性や過熱感、出来高や売買強弱などを示すことができます。

この記事では、MT4デフォルトインジケーターの種類と使い方について解説します。MT4を使ってFXや株式などの取引を行う際に、参考にしてください。

トレンド系インジケーター

トレンド系インジケーターとは、相場のトレンド(上昇・下降・横ばい)を判断するためのインジケーターです。トレンドに沿って取引を行うことで、利益を最大化することができます。MT4には、以下のようなトレンド系インジケーターがあります。

  • 移動平均線(MA):価格の平均値を線で表示するインジケーターです。短期と長期の移動平均線を組み合わせることで、トレンドの転換点を見つけることができます。

  • ボリンジャーバンド(BB):移動平均線の上下に標準偏差を基にしたバンドを表示するインジケーターです。バンドの幅が広がるとボラティリティが高まり、狭まると低下することを示します。また、価格がバンドの外側に抜けると反転する可能性が高くなります。

  • 一目均衡表(Ichimoku):複数の線と雲(クモ)で構成されるインジケーターです。線同士の交差や雲の形状などでトレンドの強弱やサポート・レジスタンスなどを判断することができます。

オシレーター系インジケーター

オシレーター系インジケーターとは、相場の過熱感や反転のタイミングを探るためのインジケーターです。オシレーター系インジケーターは、一定の範囲内で上下に振動する値をグラフで表示します。MT4には、以下のようなオシレーター系インジケーターがあります。

  • MACD(Moving Average Convergence Divergence):2つの移動平均線の差とその平均値を表示するインジケーターです。MACDと平均値の交差や、MACDの値が0を超えるか下回るかでトレンドの方向や強弱を判断することができます。

  • RSI(Relative Strength Index):価格の上昇力と下降力の比率を表示するインジケーターです。RSIの値が70以上になるとオーバーバウト(買われすぎ)、30以下になるとオーバーソールド(売られすぎ)と判断され、反転のサインとなります。

  • ストキャスティクス(Stochastic):価格の変動幅の中での終値の位置を表示するインジケーターです。ストキャスティクスには、速度を表す%Kと、%Kの平均値を表す%Dの2つの線があります。%Kと%Dの交差や、80以上や20以下のゾーンでの振る舞いでトレンドの反転や継続を判断することができます。

ボリューム系インジケーター

ボリューム系インジケーターとは、取引量や出来高を分析するためのインジケーターです。ボリューム系インジケーターは、価格の動きとボリュームの動きの関係性を見ることで、トレンドの強弱や反転の兆候などを探ることができます。MT4には、以下のようなボリューム系インジケーターがあります。

  • オン・バランス・ボリューム(OBV):価格が上昇した日の出来高を足し、下落した日の出来高を引いて累積した値を表示するインジケーターです。OBVの値が上昇しているときは買い圧力が強く、下降しているときは売り圧力が強いと判断されます。また、価格とOBVの値が逆行するとダイバージェンス(乖離)が発生し、反転のサインとなります。

  • マネー・フローインデックス(MFI):価格と出来高の両方を考慮したRSIとも言えるインジケーターです。MFIの値が80以上になるとオーバーバウト、20以下になるとオーバーソールドと判断されます。また、価格とMFIの値が逆行するとダイバージェンスが発生し、反転のサインとなります。

ビル・ウィリアムス系インジケーター

ビル・ウィリアムス系インジケーターとは、アメリカのトレーダーであるビル・ウィリアムスが考案したインジケーターの総称です。ビル・ウィリアムス系インジケーターは、相場の混沌とした動きをカオス理論や心理学などの観点から分析することで、トレンドの発生や変化を捉えることができます。MT4には、以下のようなビル・ウィリアムス系インジケーターがあります。

  • アリゲーター(Alligator):3本の移動平均線ジョーズティース、リップス)で構成されるインジケーターです。アリゲーターの口が開いているときはトレンドが発生しており、閉じているときはレンジ相場と判断されます。また、口の開き方や向きでトレンドの強弱や方向を判断することができます。

  • オーサムオシレーターAwesome Oscillator):34期間と5期間の移動平均線の差をヒストグラムで表示するインジケーターです。ヒストグラムの色や形状、0ラインの上下でトレンドの方向や強弱を判断することができます。また、価格とオーサムオシレーターの値が逆行するとダイバージェンス(乖離)が発生し、反転のサインとなります。

  • フラクタル(Fractal):高値や安値の局所的な極値を矢印で表示するインジケーターです。フラクタルは、相場の波動を自己相似的なパターンで捉えることができます。フラクタルの矢印は、サポート・レジスタンスやブレイクアウトのポイントとして利用することができます。

  • アクセレーター/デセレーター(Accelerator/Decelerator):オーサムオシレーターの変化率をヒストグラムで表示するインジケーターです。アクセレーター/デセレーターの値が正のときは加速度が増し、買い圧力が強まると判断されます。逆に、値が負のときは減速度が増し、売り圧力が強まると判断されます。

カスタム系インジケーター

カスタム系インジケーターとは、MT4には最初から入っていないが、ユーザーが自分で追加したり、インターネットからダウンロードしたりしたインジケーターの総称です。カスタム系インジケーターは、様々なロジックやアルゴリズムに基づいて相場を分析することができます。MT4には、以下のようなカスタム系インジケーターがあります。

  • Heiken Ashi(平均足):ローソク足の計算方法を変えたインジケーターです。Heiken Ashiは、価格の平均値を用いてローソク足を描画することで、トレンドの方向や持続性をより明確に示すことができます。

  • Zig Zag(ジグザグ):価格の変動幅に基づいて相場の波動を線で表示するインジケーターです。Zig Zagは、相場の大きなトレンドや中期的な波動を視覚的に捉えることができます。また、Zig Zagの頂点や谷底は、フィボナッチやピボットなどの分析に利用することができます。

まとめ

MT4デフォルトインジケーターの種類と使い方について解説しました。MT4デフォルトインジケーターは、多くのトレーダーに利用されている信頼性の高いツールです。ぜひ、自分のトレードスタイルに合わせて活用してみてください。😊

また、MT4には、デフォルトインジケーター以外にも、カスタム系インジケーターがたくさんあります。カスタム系インジケーターは、様々なロジックやアルゴリズムに基づいて相場を分析することができます。カスタム系インジケーターを使うことで、より高度なテクニカル分析を行うことができます。

MT4は、インジケーターの追加や設定が簡単にできるので、自分の好みに合わせてカスタマイズすることができます。MT4のインジケーターを使って、相場の動きをより深く理解し、効果的なトレードを行いましょう。👍

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